ミスタープロ野球 長嶋茂雄氏

野球の監督

日本のプロ野球といえば、ミスターと呼ばれた長嶋茂雄氏を連想する人が多いのではないでしょうか。

長嶋氏は立教大学時代も活躍しています。六大学野球で首位打者となり、本塁打数の新記録を達成し、大学野球のスーパースターと呼ばれました。巨人軍に入団したルーキーイヤーに、長嶋氏はベースを踏み忘れてトリプルスリーを逃すという伝説を残しました。長嶋氏は、3割30本30盗塁の記録を、本来なら達成していたのです。新人でトリプルスリーを達成するというのは、まさに前人未到です。長嶋氏はホームランを打った後、一塁ベースを踏み忘れてダイヤモンドを一周していました。相手チームに指摘され、アピールアウトとなります。

本塁打1本が取り消され、ホームラン数が29本となり、大記録を逃します。ショックを受けるどころか、長嶋氏は全く気にしていなかったそうです。長嶋氏は史上初となった天覧試合において、劇的なサヨナラホームランを放ちます。野球ファンのみならず日本中から注目を集め、それまで職業野球と言われていたプロ野球を、国民的スポーツに伸し上げたのです。その後、長嶋氏は王貞治と共に「ON」として、一時代を築いていきます。V9を達成するなど、プロ野球の人気を不動のものにしました。